球児・2

2と銘打ちながら何なのですが1はございません。とにかく2なのです。こちらの都合です。


さ、去年、今年と振り返ってみると矢野君では強いタイガースは作れないと思うのです。優勝優勝とは言っているもののでは具体的に誰を何のためにどのレベルに引き上げるかというところが見えないのです。すなわち優勝するための戦略がない。このまま矢野君の好きな自主性とやらに任せても全体としてのレベルがひとつ目標に向かって上がるとは思えません。

かといって他に監督候補がいるのかと言われてもすぐに思い当たるような人物がいないのが現状です。


そこで藤川球児なのです。
とはいえ矢野君の次に直ちに監督にしてはいけません。二の舞です。そこでわけのわからない役職名の今のうちに藤川球児タスクチームを隠密理に立ち上げるのです。ワンダバダバワンダバダバワンダバダバダって感じです。あ、帰ってきたウルトラマンのやつです。
監督としての徹底した教育を開始するのです。今すぐです。

マネジメントの先生、心理学の教授、リスクマネジメント、組織を構築し運営するための知識を学ばせるためさまざまな講師陣を招き球児の教育がなされてゆくのです。

また一方では監督となった時有能なコーチ陣を布陣するため広範な人間関係を構築していくのです。
外国にも行きます。


そう、あれは球児がイタリアのローマに行った時のこと。偶然出会った女性はある国の王女だったのです。一目あったその日から恋の花咲く事もある。互いに惹かれ合うローマの球児と王女。
ジェラートを食べたり、ぺスパに乗ったり、真実の口でうわぁとか驚かせたり果ては2人で水上パーティーに行って色々冒険したりして、とローマの球児と王女は楽しい時を過ごしたのです。
しかし悲しいかな相手は王女。いかにローマの球児が伝説のクローザーとはいえ淡い恋心は終わりを迎えそれぞれの道に戻ったのです…


ローマの球児・2
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ごめんね、オードリー…