26と161

昨日は今年初のナゴヤドームでの観戦で大山の26号を目の当たりにしました。

完璧なフォームで叩かれたその白球は高々と舞い上がりレフトスタンド中段に突き刺さりました。 震えました。

7回には藤浪が登板。
161キロをマーク。
痺れました。

試合は負けたのです。
例によって貧打、そしてエラー。
しかし投打のスター選手がそれぞれいるという事は、勝ち負けなどもはや超越するんだなと思ったのです。

そりゃ勝てば嬉しいし、ましてやかつてのように優勝争いをしてくれればこれまたもちろん嬉しい。
けれど球場に行けば大山と藤浪という凄い選手のプレーが見れるというのはそれはそれで勝ち負けなど霞んでしまうほどわくわくするものだなぁと気づいたのです。だってここ何年もそこまで見たいと思える選手はいなかったですから。

ていうかここ数年は守備は学生レベル、速球には手も足も出ない、というのがわかっていたので負けても怒る気にもならなかったのです。
コロナ騒ぎでフロントや監督が色々ダメだというのも、そんな事気にしなければ伝わってこないし知ったところでどうしようもない、イライラするだけです。


見たい選手がいるから野球を見る、チームが強いから野球を見る、そうじゃなきゃ見ない、そんなスタンスでタイガースに接しようと思います。


しかし昨日の大山と藤浪はよかった。
他の選手も各人の長所を磨き、その腕をを目当てに観客がくるように励んで欲しいです。

それが優勝への近道なんでしょうね。


オレらは、オレらは、なんて、口先だけで取り繕っても人は感動しませんよ。