優しさと甘さとけじめと

ま、タイガース系の各ブログ様はおそらく荒れ荒れな事でしょう。5ちゃんねるも激荒れでしたね。

タイガースファンだと公言するのも憚れるような状況ではありますが毒くらわば皿まで、色々どうにもならないのがファンというものなのです。

しかし矢野君、明るく楽しいタイガースを目指すなどとお花畑な事を言っていたわけです。 その結果がここだと思うのです。

金本監督の元、萎縮していた若手を目の当たりにしてこのままじゃいけない、と伸び伸び野球しようぜって体だったのでしょう。なので楽しんで野球をやろうぜというスタンスだったとは想像できるのですが、どうも優しさと甘さをはき違えてしまっているような気がするのです。

優しさとは選手各人が活躍し、プロなので名前と記録を残し年俸を稼げるように厳しく育てる事がプロの監督としての真の優しさなのではないかと思うのです。
自主性という耳障りのいい言葉で、選手各人に権限移譲したふりをしてマネージャーやトレーナーの責任を放棄しその任を遂行しないというのは単に権限放棄なのではないでしょうか。

やるべき事は完遂せよ、ダメなものはダメだ、決めたルールは必ず守れ、これを徹底できない。徹底するための手を打たないというのはやはり管理監督者の責任であり能力不足だと思うのです。一般社会の企業では当たり前の事です。
その辺ができていないから今回のような事態に陥ったのでしょう。起こるべくして起きたのです。

現状コロナに関する様々な事柄が緩和され会食云々はやむを得ない、しかしそれが組織のルールとして禁止されているのならそれを守るように指導教育するのがマネージャーの仕事なのではないかと思うのです。

そもそも矢野君は監督インタビューで選手を下の名や愛称で呼んでいます。おそらく現場でもそんな風なのでしょう。
プライベートならともかく仕事の場や公のインタビューの場でもそう呼ぶのはマネージャーとしてどうなのかと思います。仲良しこよしか。 そこはけじめとして呼称をどうするのか普通は考えるでしょうに。そりゃ部下もナメナメのなあなあになるというものです。

そういう図を見てくるとああなるべくしてクラスターになったのだなと思わざるを得ないのです。

これを機に組織運営、危機管理というものを今一度見つめ直し矢野君には真のマネージャーとしての一歩を踏み出してもらいたいものです。
今のままではただの先輩プレーヤーにすぎません。讀賣に勝つだのやるしかないだの口先だけでなんら具体的に手を打てないのであればそんな事誰にでもできます。矢野君でなくてもできます。だって言うだけでいいんですから。


まぁ解散総選挙の可能性も高いのでそうなったら野球どころじゃなくなるのかな。