遅ればせながら藤川球児の引退会見を見て

先日やっと球児の引退会見をYouTubeで見たのです。

会見のやりとりは既にヤフーニュースのテキストで知っていたのだけれどやっぱり直接球児が答えている映像を見ておきたいと思ったのです。

引退の理由は要は体力的に限界という事です。それはわかります。しかしなんでシーズンのこのタイミングで引退表明したのかというのが気になっていたのです。シーズン終了後でも全然良かったはずなのに。

まぁチームに喝を入れるという意味合いがあったのかなとは想像できます。しかし会見の動画を改めて見るとそれは微妙に違うなと思ったのです。

記者が矢野監督には相談したのか的な質問をしたところで球児は「矢野監督にはしていない、矢野さんにはしました」と答えましたね。


球児は2003年あの讀賣戦で打たれてから一軍から消えました。しかしその後、ファームで技術を磨き岡田タイガースでJFKとして華々しく復活しました。
コーチ陣の力も本人の努力もあったとは思いますがやはり矢野という正捕手のおかげで数字を残せた部分は大きかったはずです。球児の矢野に対する信頼は絶大だったと思います。

そんなある意味師と仰ぐ矢野が監督になった。自分自身はもはや下り坂、だけど矢野さんのためになんとかタイガースの力になりたいと考えたのに。ところが矢野さんは監督として迷走している…


このままじゃいけない。

矢野さん、そうじゃない。
ゆるゆるキャンプで基礎体力のない選手に仕上げている場合じゃない。守備が下手なのに自主性という耳障りのいい言葉での形だけの練習なんてさせてはいけない。いつまで速球打てない打線で勝負してるんだ。ダメだ。ペナントを制するために、讀賣を倒すためにはこんなじゃダメだ。


矢野さん、今のままじゃ監督としてダメだ。

矢野さんに変わってもらわなきゃ、変わってそして真の監督となって強いタイガースを復活させて下さい、と敢えてあのタイミングで引退を表明しようと決めた藤川球児なのであった…
(あくまで個人の妄想です)


ま、チームにではなく矢野に喝を入れる意味であのタイミングでの引退表明だったんじゃないかなと勝手に考えたわけですがあまり効果はなかったのかもしれません。


矢野君、取り敢えず送りバント減らそうぜ。