もみじ

もはや紅葉に取り憑かれているが如く赤いもみじを探し探し求めてひとりひとり彷徨えば〜とそら内山田ひろしも歌うわ。歌ってんのん前川清やけど。そんな事はいいのですっ、赤や赤、赤いもみじ持ってこんかいっ!とまるで飲んだくれオヤジの様に求めてしまう。もはやもみじの禁断症状。て、ま、さすがにそれはない。そこまでではない。とはいえあゝカレー食べたいと思ったら最後食べるまでカレーを思い続けるようにっ、一度赤いもみじが見たいと思ったならばなにがあっても見たいんですっ。

さ、そんなわけで、先日うちの美しい嫁と愛知県は奥三河の某紅葉の名所に行ってきたのです。川岸を飾る紅葉ったらそれはそれは唐紅に色くくりよるわけですよ、本来ならっ。 しかしながらっ、平日の真っ昼間とは思えないほどの人出で出店とかも大盛況みんな食べ歩きしまくりのくせにっもみじったら青いじゃあーりませんか。そら竹野内豊もどうするとか言うて走り出すわけですよ。

ま、青い青いといいつつもところどころすこーしだけ赤かったりするのですがまぁわずかな赤にみんな群がる群がる。なんじゃこれ。でもね、なんかそんな川岸を歩いているうちになんかもみじが赤かろうが青かろうがどうでも良くなってくるわけですよこれが。なんなら富士には月見草が似合うようにもみじには青が似合うて太宰も言ってたかもしれません。たぶん言うてないけど。ていうかそら赤い方が嬉しいけど。

まぁあれよ、もみじのね、ちょっと赤いとこをチラッと見て出店でビール飲んでたらええんよ。文字通り花より団子。ね。F4よ。

そんなわけで青い紅葉をあてに一杯ひっかけて帰ってきたわけです。ま、今年はもう紅葉ええか。優勝したし。日本一やし。関係ないけど。