清洲城に行ってきた

先日生まれて初めて清洲城に行ってきたのです。名古屋近辺はさすが三英傑のご当地、城系が多い系なのです。

これまでも国宝犬山城をはじめ、名古屋城、岡崎城、岐阜城と訪れはしたのですがこの清洲城だけは行ったことがなかったのです。ていうか、なんかそそられなかったのです。

清洲城、比較的あちこちから見えます。高速道路からも新幹線からも見えます。
なんと申しますか幾度となく遠目に見たが故にそそられない。せっかくノブナガというパワーワードを存分に利用できるはずなのに恐ろしいほどにそそられないのです。それは何故か。

ぶっちゃけへぼいんですっ。

クルマから見ても電車から見てもそのへぼさが余すことなく伝わってきてしまうのです。そもそも信長存命中には天守もなかったはず。それもそのはず今ある清洲城天守閣は平成元年に造られた模擬天守、なんら史実に基づかない100%想像の産物なのですっ。さらには建てられている場所もたまたまあった空き地って。

本来は前を流れる五条川の向かいにあったらしいのです。橋を渡ってすぐのところに清洲城の石垣跡があるのですがこれまた別場所で発掘されたものを持ってきて復元している、って悪く言えばなんもかんも全部寄せ集め、的な印象なのです。もうちょっとなんとかならんかったのかと、なんかまさに信長の無駄遣いって思ってしまうわけです。

あとね、せめてもう少し城下町的ななんか観光グルメスポットみたいなのを整備した方がいいかもしれない。だって何にもない。ま、とか言いながらもてろっと行った割には存分に楽しんでしまったわけです。天守閣の上から見える景色も思いの外よかったです。

ていうか、最初見た時はなんだかなぁとは思ったけれど、もし自分の街にお城があったなら、模擬天守だろうがなんだろうがそれはそれでちょっと嬉しいだろうなと思ったりしちゃったのでした。

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