矢野監督はハードスケジュールで甲子園に戻って練習に参加して選手らを指導したそうです。
たぶん違うと思うのです。
もちろん、指揮官が今、現場に顔を見せると言うことは大切だとは思うのです。
もし、そこでちょこちょこっと指導してそれで良しとするのならばそれは違うと思うのです。
監督とは全軍の総指揮官。
本来は、担当部署のトップから現状の報告を受け、それを踏まえて戦略を立てて、もし個々に足りない部分が見受けられるならばその担当部署のトップ、すなわちコーチにいつまでに誰々のなにをどこまで仕上げろと指示することが仕事だと思うのです。
与えられた責任範囲の職務を全うし、また全うさせることこそが指揮官の仕事だと思うのです。
今、矢野監督がすべきは後半戦への緻密な作戰作り。そしてその作戦を完遂できるようコーチ陣をコントロールすることではないでしょうか。
厳しいスケジュールの中、現場に顔を出すことももちろん貴重だとは思いますが、もしっ、もしもそれだけで満足しているのではそれは方向が違うと心配になるのです。
思い描く全てを自身ではできない故に組織というものがあると思うのです。
直接選手を指導することも時には必要なのかもしれません。特に今のタイガースでは。
だって、おそらく機能しているコーチが見当たりませんから。
しかし、監督というポジションならば、選手よりコーチ陣を厳しく指導しコントロールすべきではないかと思うのです。
選手にたちの雰囲気はいいと聞きます。
しかし違う意味でコーチ陣の雰囲気も良くならなければいけないのではないかと。戦略に基づいた、厳しいけれどやりがいを感じるそんな意味で、コーチ陣のある意味良いムードを作らねばならないのではないのでしょうか。
選手は悩み苦しみ戦っている、
監督も苦しみながらゴールを目指しているはず。
たぶんですけど、
コーチ陣が一番楽してのほほんとしてるとおもうよ、いま…
違うかったらゴメン…