耐え忍んどるですけど

昭和残侠伝といえば第二作唐獅子牡丹なわけです。とかいいつつ、ま、昭和残侠伝全九作、ぶっちゃけどれを見ていただいたとしても大筋は変わりません。いっしょです。義理に厚い高倉健演じる花田秀次郎が敵対する組のアコギな嫌がらせを受け挙句下っ端の若い衆が殺されても手を出しちゃならねえとか言って耐え忍ぶ、(今ココ)で、右腕みたいな人がやられても…は?今ココて何だ?大丈夫ですかっ!うちらの事ですっ。今のタイガースのことですっ。ま、そんで、高倉健ったらそれでもまだ手を出しちゃいけないて、とかいうてる間に親分まで取られてやっともう我慢ならねえといよいよ殴り込みにいっちゃうわけです。

さ、そんな第二作唐獅子牡丹の白眉は雪の道行なのです。耐えに耐えた高倉健が雪降る中着流しに長ドス一本握り締め殴り込みに向かうわけですよ。そんな高倉健にそっと唐傘を差し出す池辺良。痺れるわけですココ、ね。夜、雪、着流しに唐傘。この様式美たまらん…


はよ殴り込み行こ