「ハリウッド大作戦」から学んだこと

野球もないし見るもんないなーとか思いながらAppleTVでFODをザッピングしてたのです。こないだFOD有料会員なったんで、ふふん。

有料会員様になったからといっても興味引くのんないなとひつこくザッピングしていたらカメ止めがあったのです。「カメラを止めるな」、ね。とはいえとっくの昔に見たのでああ見た見たと思いとりあえず「ぽんっ」とか言ってみたりしつつもそのページをよく見るとなんかスピンオフ作品で「ハリウッド大作戦」というのがあってなんじゃこれと思ってそれを見てみたのです。

なんと申しますか…
決して面白くないわけではないのです。ていうか、作りがカメ止めと全く同じなんですよ。チープな劇中劇から始まって後半ターンでネタバレさせていくってやつ。もう一度言いますが面白くなくはない、なんなら面白い。ただし、「カメラを止めるな」という映画が世に出てなければです。

構成だけではなくってプライベートの問題を解決するみたいなところもまんまカメ止め。キャストもほぼ前作のままなのでもはや何を見せられているのか逆に混乱してきます。
カメ止め同様うまくまとまってめでたしめでたしで終わるのですが、見終わった後頭の中にハテナがいっぱいになるわけですよ。

同じメンツでほぼ同じようなお話を何故作ったんだ?

監督を始めこの「ハリウッド大作戦」に携わった人たちってもちろんプロなので作ってみたらこんな事になっちゃいましたテヘペロ、っていうのはあり得ないと思うのです。意図してここまで寄せて作ったと思うのです。たぶん。

例えば、もうスピンオフとか作りたくなかったのに様々ななんらかの圧力でどうしても作らざるを得なくなったけれど腹立つからセルフ丸パクしたろ、と思ったとか…

或いは、カメ止めのキャストスタッフがその後あまり仕事に恵まれず困窮していたので取り敢えずツー的なものを作りましょうと手っ取り早くプレゼンしたとか…

もしくは単純に、スピンオフ企画が来ておっ、いいねっ、とか言って真剣に作ってみたけどこうなった…ま、それなら仕方ない。仕方ないけど、んー、能力はちょっと足りんかったね、はーと、って感じです。

どちらにせよ何故かほぼ話題にならなかった作品なのでその辺の答え的なものは謎のままなのです。

………
えー、
なんと申しますか、あっ、
シーズン中、矢野君の選手起用法や作戦に、なんでやねんっ、と散々ツッコんだけれども、このハリウッド大作戦を見て、そこにはおそらく何らかの事情があったのかもしれないし、なかったかもしれんけど、そんなもん部外者にはわからんわ、という事を学んだ、とそういう事にしましょう。

おしまい。