松に鶴

危うく更新するのを忘れかけていました。ま、そんな事は誰にもなんの影響もないでしょうが、そんな事よりチェンの会見の記事がスマニューに上がっていたのです。写真付きで。


スーツ姿の笑顔が男前過ぎる…

チェンてこんな男前だったっけと記憶を辿ってみたけどついぞ、いやぁチェンさん男前やわぁなどと思った事はなかったのです。きっとユニフォーム姿が似合わない人なのでしょう。

野球選手て大概はユニフォーム姿がビシッと似合うものなのにチェンは違いましたね。どうでもいいけど。
しかしチェンの笑顔、なんか遠いところで往年の田宮二郎に似ていました。


田宮二郎、ご存知ですか。

男前です。
今まで見た俳優の中で男前を挙げろと言われたら真っ先にその名を挙げます。っていうか念のためそっち系の趣味はございませんっ。が、やはり田宮二郎は二枚目だと思うのです。

代表作はやはり勝新との悪名シリーズだと思うのですよ。

清次としてちゃらいキャラを演じたのもそれはそれで魅力的ではあったのですが、やはりモートルの貞が良かった。

あの雨の中、唐傘さして歩いているところをチンピラに刺され絶命するシーンは絵も言われぬ様式美。こういう事を言っていいのか憚れはしますが美しい死に様だったと思うのです。日本映画史に残る名シーンだと思うんですよ。

任侠ものといえば高倉健東映昭和残侠伝が一世を風靡しておりました。それはそれで素晴らしい。しかし勝新田宮の悪名もこれまた素晴らしいシリーズだったと思うのです。なんなら悪名の方が良かった。
ま、悪名太鼓でしたっけ、トラックの荷台で清次こと田宮二郎が放つ「梅に鶯、松に鶴、朝吉に清次や」、て、このセリフがね、このセリフが好きなんですわ……


なんの話でしたっけ


ま、いいわ。


あ、チェン。
チェンね、チェン。
ま、男前ですわ。