我らがタイガースも流石に12月になったらいよいよ話題もなくなるだろうからブログの更新はお休みしようと考えていたのに、また今日も更新してしまいました。シジミ生活か。
っていうか我らがキャプテン大山が来季の目標は3割30本100打点と言っていました。頼もしい限りではないですか、さすがキャプテン。しかしその数字を達成するには足りないものがあります。
それはトマトです。
野球選手、おそらく肉を食べまくっているでしょう。炭水化物も食べているでしょう。そうです、ビタミンが足りません。
そこでトマトなのですっ!
1日1個はトマトを食べるべきだよ大山君っ!
トマトにはリコピンを始めさまざまななんらかの良いものが含まれているはずです。大山君、毎日トマトを食べるのです。ポパイといえばほうれん草、大山君といえばトマトなのです。知らんけどっ!
僕も健康のため毎日トマトを食べています。この季節、高くてまずい、けれどもトマトで命をつなぐのです。
実は何を隠そうと僕は理想のトマトを追い求めるトマト難民なのです。若しくはトマトの愛の狩人。
最近のトマトはどうにも甘さばかりが増えて酸味が欠けています。おそらくそれが売れるのでしょう。しかし、僕の好みはトマトすら昭和なのです。昭和な味のトマト…
丸かぶりした途端太陽の青臭さがふわっと鼻に抜け、ほのかな甘みとともに程よい酸味が口に広がるのです。
皮は厚すぎず薄すぎず、しかしプチっとしたかみごたえのある硬さ。
そして果肉。ザラッと崩れるような果肉は最悪です。微妙な弾力のある果肉こそが最高なのです。 また、ゼリーは決して流れるような事がなくしっかりとした小さな種をまるでクッションのように守っているものが良いっ。
このようにっ!
皮、果肉、ゼリー、と三拍子揃ったトマトに出会う事は、世に数多のトマトがあるとはいえ、出会える確率は限りなく低いのですっ!
まるで広い海で宝物を見つけだすが如く、はたまた真実の愛に出会うが如く、昭和なトマトに出会うのは至難の技!
幼い頃に口にしたあの懐かしいトマト…
夏の香りが口一杯に広がる、あのトマトを探し求め追い求め、これまで幾つのトマトたちを通り過ぎた事でしょう。
あまりに理想のトマト探しに精神的に追い詰められおはじきを口にした事すらあるのです。 その時は兄に、それトマトちゃうおはじきや!とたしなめられました。トマトの墓。そして兄弟はいません。ま、そんな事はどうでもいいのです。
ところがっ!
ついに、人生も終盤にしてなんとっ!やっと巡り合ったんですっ、昭和なトマトにっ!
いつものように幕が開き、あ、これ違うわ。いつものように晩御飯ごとに家内が食卓に上げてくれるトマトを一口食べたその日から、恋の花咲くこともあるっ、見知らぬトマトと見知らぬ僕を昭和でとりもつ、昭和なトマトっ。
一口食べただけでビビビッてきたのです。探し、探し求めて一人彷徨えば行けど切ない石畳、とにかくやっとそんなトマトに巡り会ったのですっ!
とにかくなんか知らんけどトマトを食べたまえ、大山君!