工藤ちゃん

讀賣さんの2年連続の惨敗で日本シリーズは終わったわけです。

しかし選手個々の身体能力はともかくとして、工藤ちゃんのソフトバンク讀賣さん、やる気というか闘志というかなんかその辺が明らかに違っていたような気がするのです。
思うにそれぞれのゴールが讀賣はリーグ優勝、かたや工藤ちゃんのソフトバンク日本シリーズだったのでしょうね。

そしてまたチームマネジメントという部分も原監督より工藤ちゃんのほうが秀でていたのでしょう。工藤ちゃんの指揮のもとひとつ方向を皆が見てやるべき事以上の事をやろうとする気迫がひとつひとつのプレーから伝わってきました。工藤ちゃんもまた監督とは何をすべきかという事を工藤ちゃんなりに………は?なんですか?工藤ちゃん工藤ちゃんって気安すく呼びすぎ?

いや、僕らの世代は工藤といえば何故か探偵物語松田優作演じる工藤ちゃんを思い浮かべてしまうんですよ。刑事役の成田三樹夫に「工藤ちゃん工藤ちゃん」とヘラヘラと呼ばれる松田優作を。 そういえば松田優作といえば太陽にほえろ!での殉職シーン「なんじゃこりゃぁ」も有名でした。

この殉職回はいつものジーパンではなく白い服を着ていたのです。合田に腹を撃たれ己の血がその白い服を染めるという壮絶な死に様は翌日以降小学生の間で爆発的に流行ったものです。
もう、いつでもどこでもなんじゃこりゃぁ、です。学生時代なんて僕の周りはなんじゃこりゃぁのオンパレードでした。

朝、顔を合わすとおはようの代わりになんじゃこりゃぁ。こんにちはもなんじゃこりゃぁ。こんばんわもおやすみも、君が好きだ、も、今夜は帰さない、も、なんでもかんでもなんじゃこりゃぁだったのです。もう他の言葉は要りません。なんじゃこりゃぁだけで挨拶ができ愛を語るんです!全ての会話が成り立ったんですっ!


嘘です。

さぁ工藤ちゃん、再来年辺りはタイガースがお相手してやるぜ、ふふふ。 だけど、どんなに下手くそでもなんじゃこりゃとか言わないでね。


あ、讀賣さん、おつかれっ!